EMARFがリニューアルしてからはや3ヶ月。ありがたいことに、ぞくぞくと新たなプロジェクトのご依頼をいただいています。今回は、広島県尾道市の千光寺公園近くにリニューアルオープンするホテル「尾道倶楽部」に納品した、曲線が特徴的なソファの制作ストーリーをお届けします。

Photo Hayato Kurobe
尾道倶楽部は、尾道水道や瀬戸内海の島々を一望できる絶景スポット。この場所にふさわしい、風景と一体化するようなデザインのソファを実現するため、曲面形状の設計のサポートと制作を行いました。
デザインに採用された、瀬戸内の穏やかな波や山々などの外の景色と呼応するような「うねり」。3次元木工機械のShopBot(ショップボット)で、一脚あたり約60個ものパーツを切り出し、これらを組み合わせることで、滑らかな曲線の表現を実現しました。


今回制作したベンチは計19台。全てのパーツを合わせると1,000個を超えますが、ShopBot2台を駆使することで、約6.5日で加工を終えることができました。また、部材の切り出し後は、木工職人による手仕事によって仕上げを行いました。

ウレタン塗装で仕上げ

今回のプロジェクトでは、ベンチの他にパーテーションやテーブルなども設計サポートと制作を担当させていただきました。後日紹介予定ですので、お楽しみに!